Eisbärbaby Flocke und Knut
Flockeも もちろん真っ白でした。
悲しいお知らせです。
9月22日、Berlin動物園の飼育員Thomas Dörfleinさんが心筋梗塞のため亡くなられました。
享年44歳。
DörfleinさんはBerlin動物園で20年以上のキャリアを持つ飼育員でした。動物園の生物学者Heiner さんは、全てを動物たちに捧げた最も優れた飼育員の一人であるDörfleinさんの突然の死にショックを受けたと話しています。Dörfleinさんは愛嬌たっぷりの北極熊Knutの担当者でした。
一つ年下のFlockeの飼育の際にもーマスさんはNürnberg動物園の担当者の相談に乗り沢山の有益な助言を与えてくれました。
Knutは2006年12月5日に生まれました。Flockeと同じく親に育児放棄され、生後4日目には双子の一方が息を引き取りました。生きようとする小さな命のためにDörfleinさんは数か月もの長きにわたり子熊の育児室に泊まり込むなど愛情を注ぎました。
2007年1月23日、Berliner Zeitungenによって、このぎこちなくはしゃぐ子熊と飼育員の姿が報道されました。あどけない小さなクマと献身的な飼育員の姿は人々に温かい感動を与え、2007年度にはTraumpaar(理想の二人)に選ばれました。このコンビは世界中から注目される人気者となったのです。
2008年初夏のころDörfleinさんは表立っての活動を控えていました。公的には休暇とされていましたが、実際は病気療養のためでした。
Dörfleinさんが面倒を見ていた動物はKnutの他にもいます。特に心を込めて大切にお世話していたのは高齢の“Mäuschen“, 40歳になるヒグマです。死の少し前のある夏の日にDörfleinさんは言いました。
「Mäuschen はBerlin動物園でいつまでもいつまでも生きるんだ。あの子は絶対死ぬはずがない。」