2008年2月8日金曜日

ドイツにおけるインターンシップ・プログラムについて

 獨協大学ドイツ語学科は、学科独自のキャリア教育の一環として、4年前から「ドイツにおけるインターンシップ・プログラム」を夏期休暇期間中に実施しています。

 2004年の初回には7名、2005年の第2回目には9名、2006年の第3回には10名、そして昨年実施された第4回プログラムには8名の学科学生が参加しました。本年夏の第5回目のプログラムにも10名前後の学生諸君が参加し、貴重な異文化体験を積む予定になっています。
 プログラムの概要ですが、参加者はまず、ドルトムントの「外国協会(Auslandsgesellschaft Deutschland e.V.*)」で10日間程度の準備講座に参加し、ドイツ人講師からビジネスドイツ語やドイツ事情などのレクチャーを受けることになります。講習会の期間中には、実習現場の雰囲気に慣れるため、ドルトムントのビール工場や、商工会議所、市役所などへの見学も組み込まれています。

 講習会終了後、参加者は、「外国協会」が斡旋仲介した研修先で4週間から6週間の実務経験を積むことになります。期間中、参加者はドイツ語による企業研修を個別におこなう訳ですが、「外国協会」スタッフとの面談も定期的に実施され、的確なアドバイスを受けることができるため安心です。

 ちなみに、昨年の研修先は、ドルトムント市のヒルトン・ホテル(2名)、ITベンチャー企業(1名)、市立博物館(1名)、書籍取次店(1名)、ドルトムント市役所環境課(1名)、養老院(1名)、「外国協会」事務局(1名)など多様なものでした。

 報告書の内容を読む限りでは、プログラムに対する参加者の評価は概ね好評という印象を受けました。過去のプログラム報告集などに関心のある学生諸君は、中央棟5階のドイツ語学科共同研究室までお問い合わせください。また、本ホームページの「ダウンロード」項目内に、2006年度の報告書が掲載されています。あわせて参考にしてください。


*)第1回目から3回目は、「外国協会」から民営化されたACS(Auslandsgesellschaft Corporate Service)が立案実行しましたが、主任担当者の異動により昨年から「外国協会」がプログラムを担当しています。http://auslandsgesellschaft-deutschland.de/home/

<写真は、本学学生の「外国協会」事務局における研修状況。2007年8月筆者撮影。>

文責:Y.F.

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