2008年2月8日金曜日

ドイツサッカーの愉しみ(2)

ブンデスリーガの視聴方法

年明けに、日本のサッカーファンにとってビッグニュースが飛び込んできました。浦和レッズ小野伸二選手のドイツ・ブンデスリーガの古豪チーム、VfL Bochum(ファウ・エフ・エル・ボーフム)への移籍です。
長年ドイツで活躍した高原選手のJリーグ復帰により、ドイツでプレーする日本人選手はEintracht Frankfurt(アイントラハト・フランクフルト)に残った稲本潤一選手ひとりになるものと思われました。しかし、このウィンターブレイク期間中に、上述の小野選手の他、浦和レッズの長谷部誠選手もVfL Wolfsburg(ファウ・エフ・エル・ヴォルフスブルク)に移籍したため、結局、1部リーグに所属する選手は3人になりました。2部リーグのCarl Zeiss Jena(カール・ツァイス・イエナ)と契約した元ジュビロ磐田の菊池選手も含めると、ドイツでプロ選手として活躍する選手はあわせて4人ということになります。

<ブンデスリーガの試合風景(選手入場)
ボルシア・ドルトムント対MSVデュースブルグ 2007年8月12日>
 

 このように日本でも俄然注目を集め始めたブンデスリーガですが、残念ながら現在はテレビで日本人選手の活躍ぶりを楽しむことはできません(CS放送が急遽計画中という噂もありますが)。もちろん、リアルタイム画像でもなく、画質もよくありませんが、どうしても試合のハイライトシーンを映像で見たいという方は、噂のyoutubeを利用すると良いでしょう。
一方、ラジオ生中継の聴取は、近年の高速インターネット回線の普及により昔にくらべてずっと簡単になっています。なかでもおすすめは土曜日と日曜日に試合中継を実施しているWDR2のネットラジオです(http://www.wdr2.de/)。もちろん、夏場に7時間、冬場に8時間の時差を覚悟する必要はありますが、ブンデスリーガの生中継番組はファンには貴重な情報源となっています(6試合中継される土曜日の場合、夏場は日本時間午後10時30分、冬場は午後11時30分スタートです)。一度聴いてみるとわかりますが、臨場感いっぱいのラジオ中継は、とても楽しくて、病みつきになってしまうかもしれません。サッカーにあまり興味のない人も、ドイツ語のヒアリング練習気分で一度おためしください。


<試合終了後のスタジアム前、筆者撮影>

 
 ラジオ中継には興味がないけど、最新のブンデスリーガ情報(文字、写真)を一応入手してみたい人は、リーガの公式サイト(http://www.bundesliga.de/)と、老舗のサッカー情報紙『キッカー』が運営するサイト(http://www.kicker.de)がおすすめです。
情報収集と言う点ではこのように便利な時代になったのですが、ドイツサッカーの楽しみは実際に現地のスタジアムに足を運んで、現地のファンと一緒に生で試合観戦することでしょう。あまりに下品なため、ここではとても紹介できないサッカー場内でのファンの声援(その多くは罵声ですが....)も、じかに耳にできますよ!

 Y. F.

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