「移民・難民・外国人労働者と多文化共生」
2007年12月7日、8日に本学で行われた国際フォーラムの報告書が出版されました。
本学特任教授 増谷英樹 編
現在、日本にも移民・難民・外国人労働者が数多く暮らしている。彼らと共生する 社会をつくる努力も積み上げられてきた。しかし最近の経済不況のなかで、その体制の脆弱さが暴露されてしまった。その原因は移民政策の長い歴史に求められ るであろう。「移民受入れ国」に転換したドイツとの国際比較を通して、両国における共生の試みの歴史と現在を描き出す。
序章 移民・難民・外国人労働者とその受入れ
−日独比較のあり方− 増谷英樹
第1部 移民・難民・外国人労働者の歴史的経験
一 戦後ドイツにおける移民・難民・外国人労働者と統合政策
ディートリッヒ トレンハルト
二 在日朝鮮人の歴史的形成・展開と日本の社会意識
—大阪の場から考える— 杉原 達
補論 第二次世界大戦以前ドイツの外国人労働者と強制労働
増谷英樹
コラム1 用語解説 村田 晃
第2部 多文化共生の現状と意識
一 旧東ドイツ諸州における移民と統合政策
—ブランデンブルク州を中心に— カーリン・ヴァイス
二 在日(日系)ブラジル人の現在の動向と意識
アンジェロ イシ
三 草加市からの報告
1 草加市の外国籍市民施策について 青柳伊佐雄
2 「国際相談コーナー」運営活動を通して見えたこと
簗瀬裕美子
コラム2 獨協大学の地域協力活動から 雨宮昭一
四 教科書の中の移民・難民・外国人労働者」 黒田多美子
五 多文化共生社会における「くに」と言葉
——国家の狭間に育つ児童の現代的帰属意識を例に——
岡村圭子
補論 ドイツ移民政策の転換における「専門官」の役割について
前田直子
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