フランス映画-デジタルマスター版
ドイツ占領下のフランスを描いたフランス映画を2つ、ご紹介しましょう。
『海の沈黙』 (1947年 フランス 86分 モノクロ)
2月20日~3月19日 岩波ホールにて
1941年、ドイツ占領下のフランス地方都市。一人の老人とその姪が暮らす家に、ドイツ軍将校ヴェルナーが同居することに。ヴェルナーは音楽家で、フランス文化に尊敬の思いをもち、毎夜、その気持ちを老人たちに語るが、彼らは沈黙をもって答える。そんなある日、ヴェルナーは休暇を利用して、念願のパリを訪れる。そこで彼が知った真実は・・・。(オフィシャルサイトより)
原作はヴェルコールの
『海の沈黙 星への歩み』。
こちらは岩波文庫から翻訳
が出ています。
『抵抗 死刑囚の手記より』 (1956年 フランス 97分 モノクロ)
3月20日~4月16日 岩波ホールにて
1953年、ドイツ占領下のフランス・リヨン市で、フォンティーヌ中尉は、脱走不可能で知られるモンリュック監獄に入れられた。彼は独房で脱獄のための準備を入念にはじめる。仲間をとおしてカミソリや安全ピンを手に入れ、食事のスプーンを研いでノミをつくり、ドアを少しづつ削る。そんなある日、仲間のオルシニが脱獄に失敗し、銃殺された・・・。(オフィシャルサイトより)