2009年6月9日火曜日
2009年5月27日水曜日
Osterfeuer
こちらに来てから2ヶ月が経とうとしています。
ドイツ到着翌日3月25日は、ドイツでも季節外れの大雪に見舞われ、どうなることかと思っていたら、4月に入ると今度は季節外れの快晴続き。そしてドイツでは一番いい季節の5月。マイヴェッター(Maiwetter)といわれるように、5月は本来ならば比較的良い天気が続くはずなのに、今年はドイツも異常気象なのか、どうも安定しません。ここ2週間は、良い天気だなと思っていると、一天にわかにかき曇り、ものすごい雷とともに大雨が降る始末。場所によっては雹や、竜巻までも起こっている。Maiwetterはどこにいってしまったのでしょう?





日が暮れるころには、地域の人々が三々五々集まってきて、準備が始まります。

この頃になると、日暮れはもう8時すぎになるので、点火されたのは8時半頃だったと思います。

積み上げられた枝や木々に次第に火が回って、大きな炎に変わっていくのはなかなか幻想的でした。



2009年5月20日水曜日
第5回 日独ユースサミット in 東京
2009年夏、日独の若者が東京に集い、「私たちの未来を創る」をモットーにユースサミットを開催します。日本語、ドイツ語、英語、時には言語の壁を越え、語り合い、意見を交換することの楽しさを一緒に体験しませんか。暗い世の中ではなく、明るい未来へ目を向け、共に歩む道をみんなで探りましょう。合宿、ディスカッションや様々な施設への見学、パーティーを通して、日独国際交流を楽しみましょう!きっと又とない、素敵な出会いがあなたを待っています。
参加方法は2通りあります。
1、 ユースウィーク 8月12日~21日 参加費55,000円
(ユースサミットを含んだ全プログラム)
2、 ユースサミット 8月14日~17日 参加費 25,000円
(ディスカッション期間のみの参加)
サミットでのテーマは主に以下の4つ
1、 教育
2、 社会システム
3、 環境とテクノロジー
4、 ライフスタイル
日独の学生約10名のグループで1つのテーマについてディスカッションを行い、最終日にはグループごとにプレゼンテーションをします。(日独それぞれ100名参加予定)
宿泊:代々木のNYC(国立オリンピック記念青少年総合センター)
※個室です
参加費用:宿泊費、食費、パーティー費用など全て含まれており、友人紹介の割引制度もあります。
応募方法:
応募用紙(www.djjg.org/downloads/ApplicationForm.docからダウンロード)に必要事項を記入し、application@djjg.orgまでEメールでお送りください。
締切は5月30日(過ぎても応募できますが、なるべく早めにお願いします。)
詳しくはHPwww.djjg.orgをご覧ください。
また、You Tubeで過去のサミットの様子が観れます。http://www.youtube.com/watch?v=J8QkgnJ5Qak
*****
変更点
1、申込締切 5月30日→6月30日(火)
2、料金 ¥55,000→¥45,000(ユースウィーク)
¥25,000→¥20,000(ユースサミット)
(ロベルト・ボッシュ財団の助成金により)
3、申し込み方法 HPから直接オンラインで申し込みできるようになりました。
4、質問・お問い合わせ 星野千恵美 chiemi@djjg.orgへどうぞ
投稿者
獨協大学ドイツ語学科・ドイツ語学専攻
時刻:
15:40
0
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ラベル: ドイツ語学科ニュース
2009年5月12日火曜日
「移民・難民・外国人労働者と多文化共生」
2007年12月7日、8日に本学で行われた国際フォーラムの報告書が出版されました。
本学特任教授 増谷英樹 編
現在、日本にも移民・難民・外国人労働者が数多く暮らしている。彼らと共生する 社会をつくる努力も積み上げられてきた。しかし最近の経済不況のなかで、その体制の脆弱さが暴露されてしまった。その原因は移民政策の長い歴史に求められ るであろう。「移民受入れ国」に転換したドイツとの国際比較を通して、両国における共生の試みの歴史と現在を描き出す。
序章 移民・難民・外国人労働者とその受入れ
−日独比較のあり方− 増谷英樹
第1部 移民・難民・外国人労働者の歴史的経験
一 戦後ドイツにおける移民・難民・外国人労働者と統合政策
ディートリッヒ トレンハルト
二 在日朝鮮人の歴史的形成・展開と日本の社会意識
—大阪の場から考える— 杉原 達
補論 第二次世界大戦以前ドイツの外国人労働者と強制労働
増谷英樹
コラム1 用語解説 村田 晃
第2部 多文化共生の現状と意識
一 旧東ドイツ諸州における移民と統合政策
—ブランデンブルク州を中心に— カーリン・ヴァイス
二 在日(日系)ブラジル人の現在の動向と意識
アンジェロ イシ
三 草加市からの報告
1 草加市の外国籍市民施策について 青柳伊佐雄
2 「国際相談コーナー」運営活動を通して見えたこと
簗瀬裕美子
コラム2 獨協大学の地域協力活動から 雨宮昭一
四 教科書の中の移民・難民・外国人労働者」 黒田多美子
五 多文化共生社会における「くに」と言葉
——国家の狭間に育つ児童の現代的帰属意識を例に——
岡村圭子
補論 ドイツ移民政策の転換における「専門官」の役割について
前田直子
興味のある方は全国書店、または有志舎にて注文ができます。
2009年4月14日火曜日
ドイツ語会話研究会の活動報告
ドイツ語会話研究会(D.U.K.)の活動紹介
わたしたちD.U.K.は、昼休みのドイツ語レッスンとドイツ語弁論大会(天野杯)の企画運営をおもに活動しています。興味のある方は、文化棟3階の部室まで気軽にお越しください!(大きなドイツの国旗が目印です)
4 / 29 新歓パーティーを行います!
日時 : 4月29日 (水) 17:00~
場所 : 35周年記念館 1階 ミーティングルーム3
顧問の大重先生と部員を交えて新歓パーティーを行います。お菓子やジュースを飲み食いしながら、D.U.K.がどのような活動をしているのか知ってもらいたいと思っています。少しでも興味のある人は気軽にお越しください!!
D.U.K.について
部員数 4年1名、 3年8名、 2年7名 (男女比 男1 : 女3)
活動内容&活動日時
1.ドイツ語レッスン
毎週月曜・水曜・木曜 お昼休み(12:30~)
文化棟3階 部室にて
・月曜 : 能登先生によるレッスン
(初心者向けの簡単なドイツ語レッスン)
・水曜 : 部会
・木曜 : 大重先生によるレッスン
(先生が弾くアコーディオンに合わせてドイツ語の歌を歌ったりなど、毎月部員の希望にあわせたレッスン)
2.天野杯ドイツ語弁論大会 開催
毎年12月第一土曜日(今年度は12月5日)
天野杯を企画・運営します。この大会は数あるドイツ語スピーチコンテストの中でも伝統があり、毎年全国から多くの大学生が参加しています。今年は40回目の記念大会ということもあり、部員一同盛り上げていきます!
3.試験対策
(放課後 各部員の都合に合わせて)
当研究会はドイツ語関連の資格の取得を推奨しています。
初めてドイツ語に触れる1年生には先輩がマンツーマンで指導します!
4.部内スピーチコンテスト ~ Katareru – Pokal ~
(8月予定)
天野杯の予行練習として、またドイツ語学習への意識向上を目指して行います。
5.その他の活動
・天野杯で使用するテキストを決めるため、8月に2泊3日の合宿を行います。
・ドイツの文化に触れるためにドイツ料理へ食事に行ったり、
ドイツ語関連のイベントへの参加をします。
☆今年は新入生歓迎会をドイツ料理屋で行います!
投稿者
獨協大学ドイツ語学科・ドイツ語学専攻
時刻:
11:24
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ラベル: ドイツ語学科サークル活動
2009年3月9日月曜日
メルヒェンの可能性2 語りの楽しさ奥深さ
「メルヒェンの可能性2 語りの楽しさ奥深さ」
去る2月5日,35周年記念館小講堂において,学科主催の講演会「語りの楽しさ奥深さ」が開催されました。講師には,筑波大学名誉教授で小澤昔ばなし研究所を主宰なさっている小澤俊夫先生と,白百合女子大学講師で「まめの木文庫」を中心に長年にわたって昔話の語りを実践なさっている藤井いづみ先生を予定しておりましたが,小澤先生がご病気のため,急遽藤井先生に語りと解説の両方をお願いすることになりました。
当日は平日の午後という時間帯でしたが,100名を越える聴衆が詰めかけました。藤井先生は,日本の昔話(「見るなの蔵」,「馬方やまんば」など),ドイツのグリム・メルヒェン(「おいしいおかゆ(Süße Brei)」など)を語り,さらには遊び歌などをなさりながら,昔話を「読み聞かせる」のではなく,「語り聞かせる」ことの意義をお話になりました。
お話と講演の後の質疑応答でも,活発な意見交換がなされ,とても有意義な講演会でした。お話の後では,小講堂ロビーでのお茶会もあり,こちらにも多くの方に参加していただきました。
藤井先生には,急なことながら昔話の語りの実践とその理論的な解説もお引き受けいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。また,小澤先生のご健康をお祈りいたします。
また,藤井先生のご著書,『子どもにとどく語りを』(小澤昔ばなし研究所)は,昨年12月に出版されたばかりです。「語り」の意味を考え,実践のありかたを教えてくれる示唆に富んだ書物です。大学のDUOにも入っています。ぜひ読んでみてください。
4月からのNHKドイツ語関連の番組告知!
4月からNHKドイツ語関連の番組で,本学科の教員,卒業生が活躍します!
1)「アンコールドイツ語」で渡部重美先生の「心に響くドイツの文学」が再放送されます。放送はNHKラジオ第2放送で,金・土の11時40分~12時00分です。
2)「テレビでドイツ語」の「ベルリン再発見!」では,矢羽々先生が講師を,またドイツ語学科卒でJ-WaveなどでDJとして活躍するSascha(サッシャ)さんがクマッチというキャラクターの声を担当します。放送は木曜00時30分~00時55分(水曜の深夜),再放送は月曜の6時00分~6時25分。
Saschaさん、出演者のLIZAさんのブログでも紹介されています。
Saschaさんブログ:(3月5日)
http://www.doitsujapan.jp/blog/Sascha.php
LIZAさんブログ:(3月2日)
http://ameblo.jp/liza2009/
留学生シンポジウム Leben und Studium im Ausland 開催
3月4日ドイツのDuisburg-Essen Universitätにてシンポジウムが開催されました。
ドイツ語圏に留学中の獨協大学生等が「外国での生活と学び」をテーマに、留学先での経験や今後について約4時間にわたり熱く楽しく語り励まし合いました。シンポジウムには、客員教授としてこの冬 Duisburg Uniで教鞭をとっておられた本校のWerner教授、獨協大学の留学生では Lüneburg Uni から1名、Münster Uniから2名Duisburg-Essen Uniから3名の出席がありました。
また2006年秋に獨協大学に留学されていたMichaelaさん、2007年春に獨協で学ばれていたMariusさんもかけつけてくれました。
さらにWerner先生の授業に出席されていたHungさん(台湾出身・社会学博士課程)、Ivaさん(セルビア出身・経済学博士課程)のお二人も参加され、それぞれの留学体験やドイツでの生活について語ってくださいました。
留学生活編ではドイツ・外国人局での仁義なきタライ回しとの戦い、寮や下宿先での問題‐シャワーのお湯でないんですけど‐にどう立ち向かっていったか、友達が欲しい!スポーツクラブでの出会い、インターンシップを自力で開拓!ギムナジウム編・語学学校編 などの経験が話し合われました。
勉学編ではドイツと日本での授業の進め方の違いに戸惑いつつも果敢に挑戦し成果を収めていく姿が語られました。授業について行くための・学生間の討論にくらいつくための工夫、授業でやっちゃった失敗やボケ、発表までの苦労と手ごたえなどがユーモアを交えて披露されました。
獨協大学はドイツ語圏に6つの協定校があります。交換留学はもちろん認定留学やインターンシップ、語学研修などドイツ語圏で学ぶ・職業体験をする機会を数多く提供しています。ドイツ語学科に在籍する学生の大部分が卒業までにそれぞれドイツ・オーストリー・スイスでの生活や学びを体験しているといっても過言ではないでしょう。
これらの学生のためにより高度なドイツ語コースを大学は提供できるのではないか、との意見には何人もの学生が肯きました。同時に、多様な学生の希望に大学がどこまで対応できるのか、大学の限界と本人の努力についても意見が交わされました。
同袍有友自相親(どうほう ともあり おのずから あいしたしむ)
柴扉暁出霜如雪(さいひ あかつきにいづれば しも ゆきのごとし)
君汲川流我拾薪(きみは せんりゅうをくめ われは たきぎをひろわん)
2009年2月25日水曜日
CDブック これなら覚えられる!ドイツ語単語帳
■著者:山本淳
■発売年月日:2009年2月25日
■価格: 1,575円 (本体1,500円)
■判型 :四六変型判
■ページ数 :192ページ CD2枚
■商品コード:0039497
■Cコード :C0884(ドイツ語)
■ISBN:978-4-14-039497-7
単語帳の決定版
入門~初級突破をめざす人へ!
大きな文字で見やすく、やる気の出るレイアウト。付属のCD2枚には、単語と和訳に加え、日常会話でよく使うやさしい例文を豊富に収録しています。
興味のある方は全国書店で、またはNHK出版オンラインショップでも扱っています。
2009年1月6日火曜日
ハンブルクのクリスマス ━空飛ぶサンタ(Der fliegende Weihnachtsmann)━
北ドイツの秋は本当に短く、夏が過ぎるとあっという間に冬になってしまいます。冬の間は日が短く夕方4時ごろにはもう暗くなってしまいます。特にハンブルクは天気が悪くて、昼もどんよりと曇っていることが多く、なかなか太陽の顔を見ることができません。
こうした中で人々は、クリスマスのための準備に早くからエネルギーを注ぎます。お店のウインドーや個人の住宅の窓はクリスマスの飾りで彩られていきます。最近は日本でもクリスマスのイルミネーションが流行っていますが、日本のようにいろいろな色で派手に飾り立てることはなく、たいていは電球色だけで和やかな雰囲気を演出します。ドイツ人はロウソクの光が大好きのようで、部屋の照明を落としてロウソクの光をつけると気持ちが落ち着き和むといわれますが、そのような光の好みとも関係があるのかもしれません。
「今年の言葉」(日本でいう「流行語大賞」)に「金融危機(Finanzkrise)」が選ばれたことからも分かるように、2008年の後半は、企業の倒産やそれに伴う失業や操業短縮、税制改革などが毎日のように取り上げられていました。HartsⅣという生活補助の受給者も増加の一途をたどり、またホームレスの人びとについてのレポートもTV番組でたびたび取り上げられていました。
にもかかわらず、人びとの購買力は全く衰えを見せていません。8時まで商店が開いているためショッピング・アーケードは仕事帰りにクリスマスのプレゼントを買いに走る人々であふれていました。また土曜日ともなれば、家族で買い物に来ている人々で通りはいっぱいの状態です(ドイツ小売業組合の広報担当も「今年の売り上げに大満足している」とのコメントを発表しています)。 11月になると街中の広場にはクリスマス・マーケット(Weihnachtmarkt)が開かれ、そこでクリスマス用の小物やお菓子が売られます。またスタンドではグリューヴァイン(Glühwein、赤ワインに香辛料とラム酒を入れて温めた飲み物)やフォイヤーツァンゲンボウル(Feuerzangenbowle, 温めた赤ワインの上に砂糖を山型に固めてその上からラム酒を注いで火をつけて溶かした飲み物)などの温かいお酒が売られ、人々はそれを飲んで身体を温めます。
私はゲストハウスの職員の人たちに誘われて、クリスマス直前の22日にクリスマス・マーケットに行ってみました。ハンブルクのマーケットの中でも中心となるのは市庁舎の前のマーケットです。22日はクリスマスの直前ということもあって、日本のラッシュアワー並みの混雑でした。午後8時近くになると周囲がざわめいてきました。「空飛ぶサンタの出番よ」という説明で上空を見ていると、「ホー、ホー、ホー!」という声が聞こえ、サンタ(北ドイツではヴァイナハツマンWeihnachtsmannと言います)がそりに乗って、空中を走っていきました。実は、宙に2本の電線が張られそりのレールの部分がそれに乗っているのですが、暗闇の中を後ろに火花(星?)を散らしながら駆け抜けていく様子はとてもファンタジックでした。このサンタは一方方向にしか走れないらしく、後ろ向きに戻ってきてまた走り抜けるというパーフォーマンスを3回ほど繰り返していましたが、子どもたちは(もちろん大人も)大喜びでした。この様子を是非写真に撮ってお伝えしようと、急いでカメラを取り出し写してはみたのですがほとんど真っ暗にしか映っていませんでした。
その他に、ハンブルクのクリスマスの風物詩はアルスター湖に浮かぶ大きなクリスマスツリーとそのイルミネーションです。湖面が凍ると光が反射して一段ときれいです。
クリスマスをドイツで過ごす機会があったら、ハンブルグの「空飛ぶサンタ」を見に行ってはいかがでしょう(サンタは、クリスマス前の1か月間毎日4時・6時・8時の3回空を飛んでいるようです)。