2007年4月13日金曜日

入学式にてドイツ公使より祝辞!

 4月4日の入学式において,ドイツ連邦共和国大使館よりベルント・フィッシャー公使がおいでになり,祝辞を述べられました。
 祝辞では,入学を祝う言葉に続いて,新築なった天野貞祐記念館のドームがベルリンにある国会議事堂のドームをもとにしていることにふれて,獨協とドイツとの緊密な交流の象徴だと述べられました。
 また,新入生の祖父母の世代が,不幸な戦争と敗戦を乗り越えて新たな国の土台を作り上げたこと,公使も同世代である両親の世代がそれを発展させてさらなる発展の基礎を築いたこと,そして新入生の世代は,祖父母や両親の築いた礎石をふまえつつ,グローバル化の時代における新たな課題に向き合い,将来を作り出す使命を担っていることを強調なさいました。
 公使の祝辞は非常に格調が高く,新入生のみならず,臨席のご父母の方々や多くの方に感銘を与えました。
 通訳としてその場で聞き,かつ日本語に訳するのは緊張するものですが,同時に第一線で活躍なさっているトップランナーから多くのことを学ぶこともできる貴重な機会でもあります。通訳の醍醐味を体験できたひとときでした。
 なお,フィッシャー公使は5月9日にも来校なされ,現在のヨーロッパ連合の母体となったヨーロッパ経済共同体発足の「ローマ条約」50周年についてお話しになる予定です。「ドイツ語圏入門」の枠で行われ,1年生の皆さんは全員聞くことになりますが,他の学年の皆さんもぜひ聞きに来てください!(tya)

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