クラウスの独り言 5
ゴブサタシテイマス。クラウスです。大学でははしかが流行しているようですが、ボクははしかにはかかりません。フィラリアのほうが怖いです。
この前はワインの格付けと等級についてのお話でした。今日はこられをどう飲むか、ぼくのツレの話の受け売りです。
まず、ワインをおいしく飲むのはなんと言っても温度です。おおよそ以下のとおりです。
スパークリングワイン(ゼクト) 8~10℃
カビネット級のワイン 10~11℃
遅摘ワイン級のワイン 12~13℃
選り摘み級のワイン 13~15℃
赤ワイン 18℃(室温)
さて、ここでその飲み方です。まず、栓をあけます。この時に注意しなければならないのは静かに、ゆっくりと抜くことです。一般にポンッと大きな音を立てて抜くことが多いですが、これはだめです。ワインの味が損なわれてしまうそうです。
次にワインの色、輝きを見ます。そのためグラスは透き通ったものでなければなりません。そしてグラスの柄 (Stiel) を持ち目線くらいに掲げます。何人かの人たちとパーティーなどでいただくときには、お互いの目をちょっと合わせてアイコンタクトを。相手が素敵な人であっても長いことじっと見つめていないほうがいいでしょうね。そしてZum Wohl! あるいはProsit!と乾杯をして、そのあと口に含み、ゆっくりと味と香りを楽しみます。飲み終わってからのアイコンタクトも忘れないでくださいね。それでお話するきっかけができるのですから。
さて、この間ちょっと雨が降ったときに、久しぶりにツレと散歩に出かけました。そのときにツレはこんなことをボクに話してくれました。あるドイツ人に質問したことがあるそうです。日本に住んでいて何が一番なくてさびしいと思うって。するとその答えは、ソーセージでもなくワインでもなく、『アイコンタクト!』だったそうです。ウーン、ボクはうなってしまいました。そんなことボクはあまり考えたことはなかったですし、ボクにとってそれはあたりまえのことだったからです。でも、そのドイツ人は言ったそうです。『日本人は目が合うとさっとそらしてしまうんだ。ニコってしてくれたらいいのにね』。ドイツではエレベータの中で知らない人と合ったときにもニコッって微笑んでくれんだけどね。日本人は恥ずかしがりやなのかな、と答えておいたということでした。
ではまた今度。チュース。
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