2008年4月6日日曜日

プリンツ駐日ドイツ公使、入学式で祝辞

 去る4月3日の獨協大学入学式に、アンナ・プリンツ駐日ドイツ公使が来賓としてお越しになり,祝辞をいただきました。


<祝辞の要旨は次のとおり>
 新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。これからは自分のことは自分で決めるときが始まります。ご父母の皆さまは、子育てが一段落し、ご安心なさっていることと思います。
 獨協大学の母体である獨逸学協会学校時代からおおよそ120年、獨協は常にドイツと日本の学術交流の中心にありました。ドイツと日本の交流は、政治的・軍事的なものである以上に、学術を中心に展開してきました。その中で獨協が果たしてきた役割には大きなものがあります。
 今年北海道で開催されるサミットの議題のひとつは、環境保護です。地球温暖化やさまざまな自然災害は、もはやひとつの国だけで解決できる問題ではありません。多くの国が協力することで、はじめて解決への方向が見えてきます。そのためには、多くの国々との架け橋となる人材が不可欠です。新入生の皆さんは、これからドイツ語や他の外国語を学ぶことで、ドイツや他の国々との交流の架け橋となってくれることと思います。
 ちょうど今、桜が満開になっています。新入生の皆さんは今咲き始めた桜であり、将来大きな果実となってくれると信じています。
           (祝辞の通訳および要旨要約は、本学科矢羽々崇教授)

 自らも4人の子どもを育てていらっしゃる公使のお言葉は、新入生とご父母への思いやりに満ちたものでした。また、式のあとはキャンパスを見学したり、ドイツ語学科の共同研究室にお立ち寄りになり、コーヒーを飲みながらとても気さくに歓談なさっていました。日本の大学の雰囲気を楽しんでいらっしゃるようでした。

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