2010年4月6日火曜日

タッパーの夕べ?!

 W先生の興味深い(!)韓国旅行に加えて、新入生のみなさんにドイツを身近に感じて頂くために、ドイツの台所用品を紹介しようと思いつきました。
 私は2002年の夏から2005年の3月まで獨協大学の提携大学がある、マールブルクという町に滞在しました。最も古いプロテスタントの大学を持つこの町はドイツの初期ゴシック建築を代表するエリザベート教会(1235年着工)や、グリム童話を編纂したグリム兄弟がサヴィーニー教授の元で法学を学んだ町としても有名であり、岩倉使節団(1871-73年)もかつてここを訪れた記録があります。
 当時マールブルクの地元の幼稚園と小学校に通っていた娘たちのお陰で、ドイツ人の同世代のいいママ友達が沢山できました。その交流を通じて様々な経験をしましたが、その一つが「タッパーの夕べ」というものです。ドイツは幼稚園や学校の懇談会(Elternabend)は夜開かれます。子供を寝かしつけた8時頃に両親が学校に集まり、子供の近況や様々な問題について話し合われるのですが、このようにドイツは子供を寝かしつけてから様々な「お集り」があります。
 「タッパーの夕べ Tupperabend」もそうした集会の一つなのですが、このタッパーはいわゆる日本でもポピュラーな密閉容器のことです!つまり、個人の家の台所を舞台に、奥さんたちが集まって、台所用品について情報交換をしたり、実際の販売会をするのです。「タッパーの夕べ」にはちょっと「ご夫人たちの井戸端会議」という皮肉めいたニュアンスもあるらしいのですが、実際に参加してみると、これがなかなか有意義なものでした。今回は写真だけでご紹介しますが、この日本では見慣れない機械があっと驚く機能を持っているのです!この機械がどんなことができるかは、次回またご紹介します。

A. A

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