2010年6月18日金曜日

他人の人生―パトリック・ハインリヒの今。


 他の人と同じように、パトリック・ハインリヒはさまざまな側面を持つ人間です。幸いにもパトリック・ハインリヒに関するこのブログの記事は自分で書くので、彼はここで口を極めて褒めちぎられるしかなく、良からぬ側面は公表されません。ここまではこれでいいとしましょう。

 ところで、私はプファルツ出身で、それも良いことであります。とりわけ、プファルツのお陰で私は、方言を喋れるという恩恵を被っています。方言はいつでも良いものです。それに私は若いころから多言語を用いています。私の母はフランス人で、彼女は今アメリカに住んでいます。私の父はドイツ人で、今はフランスに住んでいます。私の姉妹はアメリカ人で、私の妻はイタリア人、そして私の息子は日本人です。私の親友は沖縄の人うちなーんちゅ。私の甥はメキシコ人。皆さんが信じようが信じまいが、これはすべて真実なのです。私たちはグローバルな世界に暮らし、それは特に私に当てはまるのです。

 国際化やグローバル化が言語にどのように作用するかということは、研究者たる私の大きな関心事です。私はとても秩序を愛する人間ですから、その点で特に言語の改革に興味があります。私はこのテーマについてすでにずっと以前から取り組んでいるので、私は皆さんに言語の未来について少しだけならこっそり教えることもできます。未来には言語的なことに関してはより無秩序になるでしょうが、しかし“無秩序”は秩序の特殊な形にすぎないのです。無秩序の中に秩序を認めてしまうと、それはまったく“無秩序”ではないように思われます。私の研究において、そして私の人生においての共通の座右の銘は、“Everything you know is wrong”であります。言い換えれば、何事からも常に新たなパースペクティブを得ることができるのです。私はこのことを常に仕事の中で、そして私の生活の中で実行に移すことを心掛けています。定まった確かな事柄ばかりに囲まれているわけではないことは、とても元気が出ることだと私は思います。すべてが素晴らしく聴こえるでしょう?考えてもみてください、これは全て、パトリック・ハインリヒが書いたことなんです。皆さんが知っていることは全て、間違っている可能性があるということを忘れないで頂きたい。でもそれは正しいという可能性もあるのです。

 そうそう、私の趣味はマラソン、読書、ビールを飲むこと、そしてカラオケを歌うことかな?逆に、満員電車は大嫌いですし(日本)、ザウアークラウト(ドイツ)も嫌いです。それはそうと、皆さんは私の同僚であるシャルロート氏をもう御存知でしょうか?

(和訳:T.T) 

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