映画『ルートヴィヒ(Ludwig II)』
明日12月21日(土)より、映画『ルートヴィヒ』が有楽町スバル座他、全国で順次ロードショーを開始します。日本でもノイシュヴァンシュタイン城や、その美貌と奇妙な運命でよく知られているルートヴィヒ2世の生涯を描いた作品です。
作曲家リヒャルト・ワーグナー生誕200周年の最後を飾るこの作品は、20億円もの制作費を投入され、ノイシュヴァンシュタイン城など、ルートヴィヒゆかりの古城で撮影が
行われています。
あらすじ:
19世紀半ば、ヨーロッパ一の美貌を謳われたバイエルンの王がいた。その名はルートヴィヒ2世。ドイツ連邦の統一をめぐって激しい主導権争いが繰り広げられるなか、戦争にも権力にも感心を持たず、ひたすら芸術に情熱を注いだ彼は、40年の短い生涯を通じてバイエルンを美の王国にするという見果てぬ夢を追い続けた。本作は、そのエキセントリックな人物像を解き明かす壮大な歴史ドラマ。高い美意識と強烈な個性ゆえ、死後125年以上たった今も多くの人々を魅了してやまないルートヴィヒの、知られざる孤独と狂気の正体に迫る話題作だ。
1864年、父王の急逝により18歳で王座に就いたルートヴィヒ。それから22年におよぶ波乱の半生をたどるドラマは、楽劇王と呼ばれた大作曲家、リヒャルト・ワーグナーとルートヴィヒの愛憎劇を主軸に展開する。ルートヴィヒがワーグナーの音楽に魅せられたのは、15歳で歌劇『ローエングリン』を観たことがきっかけだった。以来、白鳥の騎士ローエングリンに憧れ、ワーグナーを崇拝するようになったルートヴィヒは、王になると同時にワーグナーを宮廷に招き入れ、多額の負債を肩代わりしてやる。プロイセンとの戦争が間近に迫った状況であるにもかかわらず、「ワーグナーを聴けば敵は武器を捨てる」と豪語し、国費をワーグナーに貢ぎ続けるルートヴィヒ。その言動に危機感を覚えた大臣たちは、ルートヴィヒにワーグナーの追放を迫るが、いっぽうのワーグナーも影響力を行使してルートヴィヒに大臣の罷免を迫る。両者の板挟みになり、倒れるほど苦しんだルートヴィヒは、大臣たちに押し切られる形でワーグナーを追放。その結果、いっそうの孤立と混乱を深めていく。
(公式HPより)
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